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第47回通関士試験 合格体験記


平成25年度 第47回通関士試験に合格された方の合格体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

通関士 合格体験記  M.Mさん 西宮市 37歳 男性
(1年目:通関士総合講座受講(早期スタートパーフェクトコース))
(2年目:第2ステージ受講(ロングコース))


                                              

私の合格体験記


 物流業界に就職して十数年、仕事に追われながら毎日を送ってきたのですが、異動がきっかけで時間に余裕ができたので、物流や通関など自分のかかわったことのある仕事について知識を整理するために業界唯一の国家資格である通関士の取得を目指そうと思い、インターネットでこのスクールにたどりつきました。

 独学で働きながら勉強されている方も多くおられるようですが、確保できる時間が限られるなかで、いかに効率よく知識を習得するかを考えて通学講座に決めたのですが、満足のいく結果が得られたと思います。

 良かった点を挙げると、まずは少人数制で先生との距離感が近くコミュニケーションが取りやすいことです。わからない点があってもすぐに質問することができますし、同じクラスの受講生が質問しているのを聞くことにより自分の思い込みを修正したり、より理解を深めたりすることができました。

 授業の進行においてもバシバシ指名して解答を求められるので緊張感も味わえました。
 
 二つ目は、学習のノウハウを効率よく吸収できたことです。テキストのみで一から勉強しようとすると法律も複数あり膨大な量を覚えないといけないように思われて心が折れそうになります。

 授業では、とても重要で必ず理解せねばならない範囲や、通関実務試験に関連する法令箇所を重点的に講義してもらえるので、力の入れどころがわかりやすく、あまり重要でない項目に関しては後回しにしたり、表面だけ薄く覚えたりと状況に合わせた学習ができました。

 また、法律の条文だけでは何を言いたいのかわからないことも多いのですが、講義では実際の例で例えて解説してもらうことができたのでイメージがしやすく、すんなりと理解につながることも多かったです。

 そして三つ目は、同じ目標を持って時間を割いて勉強している人が一緒にいる環境です。

 一人で勉強していると、どうしても気が緩んでサボリがちになってしまうのですが、同じクラスの人がテキストをボロボロになるまで読み込んでいたり、ノートにビッシリと講義内容や問題集の回答等を書いていたり、先生に何度も質問をしたりして熱心に打ち込んでいるのをみると、自分も今のままでは駄目だと不安になり、勉強しようというモチベーションを保つことができました。

 自分なりの勉強方法としては、通関業法、関税法他についてはとにかく丸暗記をなるべく減らすことがポイントだったかと思います。

 重要な内容は、なんでそうなのかという仕組みを理解すれば、それとの紐付で多くの暗記が不要になるので、例外的なものだけを覚えることにしていました。

 覚えなくてはいけない事はなるべくグループ化してまとめて覚えることも有効でした。
 
 AEO認定要件や、定率法の減免税などもある程度グループで固めて例外を覚えるようにしました。

 あとは、知識の定着のために各テストの見直しの際、正解した設問に関しても必ずすべての選択肢の解説に目を通して、自分がそれを○orXとした理由が正しかったかを確認していました。

 答えは合っていたけど理由が間違っていることも多々あったのでその都度理解し直すようにしました。

 通関実務に関しては、実務に関する法令(特に課税価格に関するもの)を読み込んで、正しく理解することが重要だと思います。
 
 計算問題や輸出入申告書の問題は授業の内容をこなして問題集を一冊こなせば合格レベルの実力がつくと思いますが、本試験ではここにかなりのトラップを仕掛けてくるので、法令部分を確実に押さえて得点に結びつけることが大切です。

 奇抜なことをやってくる可能性の高い問題に一点集中するのはリスクが高いように思います。

 法令でも得点できるという安心感は、他の問題に対して実力を最大限発揮させることにも大きな支えになってくれます。

 最後になりますが、受講生のリクエストに答え、難問・奇問を作成し解説いただいた先生と一緒に頑張らなくては、という気持を持たせてくれたクラスの皆さんに感謝したいと思います。

 本当にありがとうございました。





神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント



M.Mさん。2年間お疲れ様でした。合格おめでとうございます。

M.Mさんは本当に優秀で、1年目のときから1年目の中でトップの成績であるのは当然ながら、合同確認テストでも受験者には2年目以降の方がいるにもかかわらず、いつもトップの成績で、それだけではなく、外部の模擬試験などでも大変優秀な成績を収めていましたから、私だけではなくクラスの誰もがM.Mさんは確実に合格するだろうと思っていましたが、なぜか1年目は不合格。私だけではなくクラスの全員が信じられないという状態でした。でもしっかりと1年目に勉強された方は違います。2年目は本当に楽に合格されておりました。これほど余裕をもって合格された方もあまりいないのではないでしょうか。通関士試験の怖いところは、どれほど優秀でも絶対というものがなく、不合格の可能性があるということです。M.Mさんは本当にその罠にはまった感じでした。もちろん、そのようなことが2年も続くことはありえないとは思っていましたが、2年目の試験後に自己採点の結果を聞いたときは本当にほっといたしました。まだ他の資格を目指されているようですが、目標を高く持ち頑張ってください。





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